赤口とはどんな日、意味は?お宮参りや七五三、入籍などお祝いは何時までがいい?
日本のカレンダーにはほぼ必ず書いてあります「六曜」。
「大安」「仏滅」…など縁起が良い日とか悪い日といった使われ方をしてます。
その中でも「赤口」は意味がよくわからないですよね。読み方さえ「あかぐち?」とか不明だったりして…。
そこで、今回は六曜の「赤口」について詳しく見ていきたます!
「赤口」ってどういう意味ですか?縁起がいいの?
まず「赤口」ってなんか怖いイメージですよね…。赤い口ですよ。
その通り、赤口の意味としてはあまり縁起が良くない日です。六曜の中でも凶日、大凶の日で「仏滅」に次いで縁起が悪いとされます。
赤口の意味としては、陰陽道の赤舌神(しゃくぜつしん)に起因します。赤は「火」や「血」を意味していて、火事や傷、死などを連想させます。火の元や刃物による怪我に注意すべしと言われます。
カレンダーの暦に「赤口」となっている日「凶」なので、一日を通じて注意深く行動するのが安全ですね。
ちなみに「赤口」の読み方(呼び方)は「しゃっこう」あるいは「しゃっく」が正解。
「あかぐち」とか「あかくち」と思っている人も多いようですが、間違いですのでご注意を?
赤口にも縁起が良い時間帯がある?
凶日の赤口ですが、その中でも比較的良い時間帯があるそうです。それが「牛の刻」と呼ばれる午前11時から午後1時頃です。
赤口の日に何か行うなら、この11時~13時の間に行動するのが良いでしょう。
赤口の日のお宮参りや七五三、お参りにいくなら何時がいい?
赤ちゃんの生誕後1ヶ月で参りする「お宮参り」、七歳・五歳・三歳の成長を祝う「七五三」などを赤口に行ってもいいのか?
ズバリ正解は「全く問題なし」です!
そもそも「六曜」は中国を発祥とする占いや言い伝えなので、日本の神様や仏教徒は全く関係ありません。
それでも、ご親戚や友人などで縁起をすごく気にする方は「赤口にお参りするなんて!非常識だ!」と言うかも知れません。
そうした場合は、11時から13時を選んで行えば安心です。どうしても心配なら、違う六曜の日にずらすといいですよ。
赤口の日に結婚式や入籍は縁起いい?
縁起やお日柄が気になるイベントといえば「結婚式」や「入籍」ですね。
赤口の日に結婚式や入籍は、特に問題はありません。六曜の意味からも結婚とは関係がありません。
ただし、六曜と大事にするなら火や血、鬼を連想させる赤口はあまりイメージが良くないかも知れませんね。ケンカや別れ、離婚などを連想してしまうかもしれません。
そうしたカップルなら赤口の結婚式うあ婚姻届提出は避けるべきでしょう。
逆に全く気にしない場合。結婚式場のスケジュール上、価格が割引されるなどサービスが良いケースもあるようですので、事前に確認してみましょう。
最近では、若い世代などで六曜など暦を気にしない風潮もあります。
一方で、結婚式などは年配の方も招待する慶事では縁起を担ぐ人も多いでしょう。
結婚式に日取りについては、ご両親やご両家の親戚などとよく相談して決めましょう。
赤口の日に引越しや納車は縁起悪い?
お日柄が気になるイベントに家の「引越し」がありますね。大安を選んだり、仏滅を避けて引っ越しする人も多いです。
では「赤口」に引越しはどうか?と聞かれたら、できれば避けたほうが無難なようです。
ご説明したように、赤口は「火」や「血」に関係します。家のや部屋に「火」は縁起悪いですよね…。火事を連想してしまいますし、「血」も引越しで怪我などしたくないですね。
引越し業者を選んだり、段取りの日を決めるなら赤口は止めておきましょう。
スケジュール上、そうしても赤口に引越しなら時間帯を「11時から13時」になるべくまとめて行うようにしましょう。
車の「納車」は赤口の日でもいい?
もう1つ、新車や中古車を買った際の「納車」日ですが、こちらも赤口にやらないほうがいい行動です。
なぜかというと、赤口が火や血と関係しているから。どうしても交通事故を連想してしまいますよね。特に赤い車だったりしたら・・・。
こうした理由から、車の納車は赤口を避けるのが無難です。このあたりはディーラーさんが詳しいと思いますので相談してみましょう。
また、最近は自宅に納車してもらわず、ディーラーの店舗に取りに行くケースも増えています。その際も六曜で縁起の良い日を選ぶことをおすすめします。
赤口の日に宝くじや財布を買うのは吉?
宝くじを買う日も縁起を気にしますね。
街の宝くじ売り場では「大安」に並んで買う人が大半と思いますが、赤口の日はどうでしょう?
答えとしては、縁起悪いので止めた方がいいでしょう。
赤口は基本的に凶日ですし、火や血・鬼はあまり良いイメージではありません。
お金に関係すると財布を新調する、財布を買う日も縁起が気になりますね。
赤や血はお金については「赤字」とか良くないですし、赤い財布もお金がたまりにくいと言われます。
宝くじや財布を買うなら赤口の日を避けて、縁起の良い六曜の日を選びましょう。
赤口の日にやってはいけないことは?
このように、赤口は凶日で縁起が悪い日です。地鎮祭や上棟式、各種のお参りなどの神事や、契約や届け出など新しいことは避けるのが無難なようです。
赤口の日の葬式やお通夜はよい?
赤口にお祝い事は大凶だと言いましたが、逆に葬儀などについてはどうでしょうか?
お葬式やお通夜など葬儀関係は、赤口の日に行っても全く問題ありません。
実際に、赤口に葬儀が普通に開催されています。
そもそも仏事と六曜は関係がないのですが、一般的には「友引」に葬儀は行われませんね(友を引く、呼んでしまうから)。
あとはお通夜を「先勝」にすると翌日が「友引」になるので注意が必要です。
「先勝」についてはこちらで解説していますのでご参照ください。
「赤口」についてのまとめ
普段はあまりお日柄とか縁起は気にしないよ、という方でもお仕事上での付き合いや冠婚葬さんにおいては一般常識やマナーが問われます。
「こんな事も知らないの?」と恥ずかしい思いをしないように、六曜のだいたいの意味を知っておくと役立つでしょう。
六曜の他の日、六曜の大安や友引、仏滅との違いは?などは、またご説明していきますね。
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