一輪草(イチリンソウ)の花言葉は?「追憶」「久遠の美」の意味や由来を解説
ハイキングなどで山の麓に入ると、緑の草の中にパッと一輪だけ咲く白い小さな花を見たことがあるでしょう。おそらく「イチリンソウ」と呼ばれる可愛い花です。
このイチリンソウは、空から地上を見下ろしていたある星が眠くなって、うっかり地上に落ちたもの・・・なんてメルヘンチックな伝説もある可憐な花なのですが、今回はこの「イチリンソウ(一輪草)」の花言葉について解説します。
さらにイチリンソウの仲間には「ニリンソウ」や「サンリンソウ」もあり、こちらの花言葉もチェックします。
一輪草(イチリンソウ)の花言葉は?「追憶」の意味や由来を解説
春の草地で素朴で可憐な花を咲かせる「イチリンソウ(一輪草)」。白い花色で6枚ほどの花びらが付いていますが、これは実はびらではなく「ガク片」と呼ばれる部分にあたります。
20~30センチの茎を伸ばして先端に一輪だけ咲くことから「イチリンソウ(一輪草)」の名前が付きました。別名としては「一花草(いちげそう)」「一華草・市毛草(いちげそう)」「裏紅一華(ウラベニイチゲ)」などの名称があります。
いずれも、一輪咲きする可憐な花の印象が強い植物ですね。そんなイチリンソウの花言w葉とは?どんな意味があるのでしょうか?
「イチリンソウ(一輪草)」の花言葉は大きく2つあります。
1つは「追憶」。解説によると白くて素朴な花が昔の記憶を思い起こさせる→昔を懐かしみ郷愁を誘う…といった理由と説明されます。
なぜ、白くて素朴な一輪の花だと昔を思い起こさせるのか?明確な理由は説明されていません。シンプルで飾り気のない花なので、いいまよりも素朴だった自分や世の中のことを思い出す・・・そこから「追憶」に繋がったのかな?と想像します。
実際、このイチリンソウは自然の草地に野生しています。北海道を除く全国各地に分布しているので、目にしていることも多いかもしれません。「あぁ、この花どこかで見たことあるなぁ…」と思わせるのでしょうか。
そのあたりがイチリンソウの花言葉=「追憶」の由来でしょう。
一輪草(イチリンソウ)の花言葉は?「久遠の美」の意味や由来を解説
さらに、イチリンソウの花言葉の2つ目は「久遠の美」です。「久遠」は「くおん」と読み、「永遠」とほぼ同義の言葉です。「久遠の美」とは「永遠に変わらない美しさ」といいう意味でしょう。
イチリンソウの花言葉「久遠の美」の意味や由来としては、白くて素朴な花だからこそ、シンプルですが見飽きず、ずっと続く美しさがあるという意味に解されます。
確かに派手は色柄の花は目立つけどすぐ飽きてしまうかもしれません。その点、質素で素朴な花はいつまでも美しく感じるものです。「シンプルイズベスト」ということでしょう。
また、「久遠」には「遠い昔」という意味もあり、1つ前の「追憶」の際に昔の記憶を思い起こさせるにも繋がります。「追憶」と「久遠の美」いずれの花言葉にも、過去から続く記憶や美しさを感じさせるものです。
二輪草(ニリンソウ)・三輪草(サンリンソウ)の花言葉は?
イチリンソウの仲間である、キンポウゲ(金鳳花)科イチリンソウ属には一株に2輪の花を咲かせる「二輪草」もあり、さらに1株で3輪が咲く「三輪草」という種類も存在します。
ちなみに二輪草の花言葉は、「ずっと離れない」「友情」「協力」です。一株が2輪の華に分かれているところから、仲の良い2人に例えられたようです。
また、サンリンソウの花言葉も「友情」「協力」でニリンソウとほぼ同じ意味で名付けられています。
ヨルシカの「イチリンソウ」歌詞は花言葉と関係あり?
「一輪草」と言えば、いま若い世代に爆発的人気のバンド「ヨルシカ」の歌詞にも登場することで話題になっています。
ヨルシカの「夜行(やこう)」という楽曲の歌詞に
はらはら はらはら はらり
晴るる原 君が詠む歌や一輪草
というフレーズが出てきます。とても情緒的は難しい歌詞なのですが・・・
何もないところに一輪だけパッと咲いている花、他に何もないからその一輪の花が目立っている・・・というイメージのようです。
気になる方はヨルシカの「夜行」をチェックしてみてください。
コメントフォーム