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千日草(センニチソウ)千日紅(センニシコウ)の違いとは?どんな花?花言葉や由来・意味など

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センニチソウ 花言葉

千日草(センニチソウ)は夏から秋にかけて、紅色の小さな球状の花(のようなもの)をつける一年草です。千日草には和名があり、センニチコウ(千日紅)(千日向)とも呼ばれます。

千日草(センニチソウ)とは?

紅色の小さな球状の花(のようなもの)とつける一年草です。ヒユ科センニチコウ属の一種。高さ50センチほどの茎からたくさん枝別れします、長い楕円形の葉を付けています。葉は細かい毛が生えているのも特徴です。

千日草(センニチソウ)ってどんな花?

熱帯アメリカ・アフリカが原産の植物で、園芸用として江戸時代の頃に日本に伝わったとされます。そのため乾燥や暑さに強い性質で、日本の夏にも適していたことから定着していきました。

 

西洋での名前は「Globe amaranth」。「Globe」は地球の意味もありますが、ここでは「球体」ということ、花の形から来ているようです。「amaranth」とは「しおれることがない」 という意味(ケイトウの花もamaranth)です。

千日草の名前の由来は?

つまり、センニチソウ=しおれることがない球体(の花)という意味です。花の寿命がとても長く、長期間咲いていることから「枯れることがない」となってようです。

日本名の「千日草」は長い期間(枯れない)ことを「千日」に置き換えたのでしょう。さすがに1000日は花持ちしないですが…(実際の花持ちは10日程のようです)。

 

すでに日本では花期が長い植物としてサルスベリ(百日紅)がありました。そのサルスベリよりもさらに長持ちするということで「千日草」となったと言われています。

「鶴は千年、亀は万年」みたいな感じですね…。いずれにしても、花が長持ちするというのがセンニチソウ(千日草)の特徴です。それが花言葉にも現れていますよ。

千日草に似た花は?

千日草に見た芽が似てる花に、セロシア(ノゲイトウ)というケイトウの仲間があります。また、マメ科の一年草でストロベリーキャンドルは、花の形や色がそっくりで、よく間違われるようです。

千日草と千日紅(千日向)の違いとは?

センニチソウ ドライフワラー
センニチソウ(千日草)には和名に別の呼び方があって、センニチコウ(千日紅)(千日向)とも呼ばれます。実は、センニチソウ(千日草)おりセンニチコウ(千日紅)の方が一般的です。

 

ですので、センニチソウとセンニチコウの違いはなく、全く同じ種類の植物です。センニチソウの別名が「センニチコウ(千日紅)」ということになります。

 

西洋原産で日本に伝わってきた植物には、日本での名前が複数付けられているものが多いです。英名の略し方や解釈の違いがあるのかも知れませんね。

センニチソウの花色別の花言葉は?

センニチソウは初夏から晩秋、7月~11月と非常に長い期間で花を咲かせます。「千日紅」の名前のように紫がかった紅色のほか、白や赤、ピンク、黄色などの色を咲かせます。

 

ここでセンニチコウの「花」といっていますが、正確には「花」ではなく苞(ほう)という部分です。苞(ほう)と言うのは花をつつむ「ツボミ」のようなもので、葉の一部になります。これが色づいて花のように見えるため一般的に「花」と呼ばれています。

次に、センニチソウ(千日草)の花言葉を見ていきましょう。

センニチソウ(千日草)の花言葉

センニチソウ(千日草)

センニチソウ(千日草)の花言葉には大きく2つの意味があります。「色褪せぬ(いろあせぬ)恋」「不死」の2つです。それぞれどんな意味や由来があるか見てみましょう。

千日草の花言葉1「色あせぬ恋」

センニチソウ(千日草)の花言葉1つめは「色褪せぬ恋」。由来としては西洋での花言葉「unfading love(色あせぬ愛)」からそのまま来ています。「変わらぬ愛」「終わりのない愛」なども同様です。

 

花の咲いている時期が長いことから永遠・普遍(不変)といった意味がが連想されます。永遠=色褪せない・変わらないと解釈されたようです。

 

「長い時間変わらない」というのはわかりますが、なぜ「愛」や「恋」につながるのか・・・明確な理由は不明でした。ただ、花言葉ですから恋愛や幸運と結びつけることが通例であることから「色褪せぬ恋」となったと推測します。

千日草の花言葉2「不死」「不朽」

「色褪せぬ恋」のほか、もう1つのセンニチソウ(千日草)花言葉が「不死」や「不朽」という意味です。こちらも西洋での花言葉「immortality(不死、不滅)」から由来します。

こちらの意味も寿命が長いことから「不滅」「不朽」とにつながった結果と思われます。

まとめ

センニチソウ(千日草)の花は、切り花にしても長持ちすること、丸く小さな花が愛らしいことから仏壇やお墓などに飾る仏花としても愛用されます。

 

センニチソウ単体では飾りませんが菊などの花と一緒に備えられ、昔から馴染みの深い花です。ちょうどお盆の時期に咲くことから、センニチコウの別名に「盆花」というのもあります。

仏花やドライフラワーに最適

また、花の期間が長いセンニチソウは乾燥にも強いため、ドライフワラーの材料としても最適です。西洋ではセンニチソウなどで作ったブーケやリースを冬の間に飾ったり、墓地の捧げるのに利用しています。そのあたりもセンニチソウの花言葉の「不朽」や「不死」とピッタリくる特徴ですね。

 


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